台湾に恋してます。

By | 2016年12月10日

img_8318わたしが台湾留学していた頃に書いた文章を見つけましたので、懐かしく思いここにも記させていただきます。(2012年頃のものです)

苦手なのに大好きな台湾
              
一年前の私は、随分傲慢な人間でした。

初めて台湾に来た時に思ったのが、建物が古くて見苦しい事でした。こんなに建物が錆びれてヒビが入っているのに、誰もリフォームしようと思わないの?

台湾が初めての海外経験だった私は、すべての基準が日本でした。なんて小さな人間だったんでしょうね。

元々、刺激物に弱く薄味が好きな私は、台湾の油っこい食べ物や香辛料の香りが苦手です。おまけに鶏肉と豚肉が嫌いです。しかし台湾料理は牛肉より鶏肉や豚肉が多く使用されます。食生活が合わないという事は、一年間の留学生活を迎えようとしていた私にとって、最大の壁でした。当時、何を食べても美味しく感じる事ができませんでした。きっと一緒に食事をしてた友達は不愉快だったと思います。今思い返せば本当に申し訳ありません・・・。
もう一つ辛かったのは、やはりトイレの衛生環境です。当然ウォシュレットなんて付いてないし、トイレットぺーパーを流す事が出来ないので不衛生だし悪臭があります。

それからこれは日本人女性特有の悩みでしたが、留学に来る前は毎日半身浴しながら読書が日課だった私は、風呂場に浴槽がない事がとても残念でした。

ハイヒールが好きな私は、台湾のボコボコのコンクリートで何度も転びそうになりました。階段では段差の高さが一段一段違うので、下る時は特に気を付けないといけません。だから台湾人女性はほとんどハイヒールを履きません。夏はTシャツにショートパンツにサンダルです。

こんな不満を抱きながら台湾生活を送っていました。一年なんて、とても長いと思っていたけど、あっという間でした。私がブツブツ文句や泣き言を言っている時、台湾人の友達は怒りもせずに温かく応援してくれました。

食事が合わないと言えば美味しい日本食のレストランを探してくれたり、お風呂に入りたいと言えば温泉に連れて行ってくれたり、携帯が壊れたと言えば無料で修理してくれたり・・・
落ち込んでる時も、色んな台湾人の友達が心配して何度も何度もメッセージをくれました。

本当に、「さっさと日本に帰れ」と言われてもおかしくはなかったのに、台湾人の温かさにずっと支えられて来ました。

そして今となっては、「住めば都」という言葉通り、私にとって台湾は都です。

今は私もほとんどハイヒールを履きません。
夜市の食べ物も、小店の食べ物も普通に食べます。
そして日本から来た友達が夜市や小店の物を食べ残すと不愉快です。(笑)

台湾のコンビニやスーパーでは、「袋を下さい」と言わないと袋が貰えません。これは地球を守る為です。
レストランで食べ残した物は、持ち帰る事が出来ます。食べ物を粗末にしない為です。
タバコの箱には、アンチタバコの写真が載っています。喫煙者を減らす為です。
タクシーには後ろ側だけじゃなく、側面や、中の助手席の後ろ側にもナンバーが書いてあります。犯罪を減らす為です。
個人的には、スクーターの二人乗りが法で認められているのは便利だと思います。ただ二人乗りOKというわけではなく、ちゃんと二人乗り用に作られています。座席下もヘルメットが二つ入るようになっています。事故が多いのは残念な点ではありますが、まだまだ解決策はあると思います。
それから、基本的に台湾人は時間にルーズだと言われていますが、悪気はありません。マイペースなだけです。これは国民性なのです。電車に乗る時、日本人の様にギュウギュウの車両に無理矢理人を押して駆け込み乗車する人は居ません。ある程度車両がいっぱいになったら、ちゃんとホームに並んで次の電車を待ちます。電車の中では飲食は禁止です。電車の中で化粧する人も見たことありません。
ちなみに、本屋さんでは本の試読が出来ます。店員に言えば袋を開けて中を見せてくれます。これは消費者にとってはとてもありがたいですよね。中身がどんな内容なのか分からずに買うのは理不尽でしょう?

来たばかりの頃、台湾という国を理解出来なかった私ですが、少しずつ少しずつ理解出来る様になり、気が付いたら台湾を好きになっていました。
それはまるで恋の様に・・・(笑)
自分でも気が付かない間に、台湾を大好きになっていました。
今では、私にもこの国の血が半分流れている事を誇りに思います。